初心者でも楽しむために!事前に知っておきたい相撲のルールや知識

土俵に塩をまく意味はあるの?相撲を楽しむための事前豆知識

ちょっとした知識ですが、知るだけでも楽しいこともありますので相撲の豆知識を知っておいて損は有りません。例えばですが、土俵に塩をまくことがあるけれどこれにはどういった意味があるのかとか、撒いている塩にはどんなものが使われているのかなどなど、相撲の豆知識は結構あります。

まずなぜ土俵に塩をまくのかというのかこれはなん意味もなく撒いているというわけではなくちゃんとした意味があります。簡単に言うと塩をまく理由としては土俵の邪気を払って安全を祈るためといった意味があります。

また力士の人が取組の際に万が一擦り傷を負ってしまった場合の傷口を消毒するといった意味もあります。「清めの塩」とか「力塩」と呼ばれることもあります。覚えておきましょう。

この塩をまく行為ですが誰でもできるというわけではなく十両の人から塩をまくことができるようになっています。塩には岩塩とか荒塩といったものが使われていて、見栄えが良くないという理由でさらさらした塩は使われないことになっています。

またこの塩は本場所が始まれば毎日撒かれるので15日間でどれくらいの塩が撒かれているのか気になる人もいるのではないでしょうか。なんと15日間で650キロ以上の塩が撒かれているということになります。ちなみに一日に撒く塩は45キロほどといわれています。

相撲を実地に観戦に行って塩が撒かれたら、この知識を思い出して観戦するのも楽しみ方の一つでしょう。他に豆知識というと、力士の人には全員に給与が払われているわけではないということを知っているでしょうか。

力士の中で給与がもらえる人は十両以上の人のみでそれ以外の人は給与をもらっていません。数でいうと70人ほどしか給与をもらっていないということになります。ちなみに全力士の数は700人ほどといわれていて、これを見れば給与を受け取っている人が少ないということが分かります。

よくサッカーや野球といったスポーツでは所属チームを変える移籍といったことがありますが、相撲にはそれがありません。つまり一度相撲部屋を決めたらば、力士の人はずっとその相撲部屋に所属するということになります。相撲は個人で所属先を変更することができないという他のスポーツとは違った面も持っています。

最後に面白いのが、相撲にはたくさんの決まり手がありますが、中には1957年以降一度も使われていない決まり手というのもあるようです。驚くべきことに1つだけではなく4つもあるということにも注目です。

決まり手とし残っているのでだいぶ昔に使われていた技だと思いますが、使われていない理由もよくわからないのだそうです。ちなみに使われなくなった決め手の名前は「たすき反り」「外たすき反り」「掛け反り」「撞木反り」といった決まり手です。

他にも探せば相撲の前知識は沢山あると思います。知るだけでも面白いので、相撲をこれから楽しもうと考えているのであればちょっとした豆知識のことも調べてみると良いでしょう。