相撲の取組が実際に行われている時に土俵に上がっているのは二人の力士だけではありません。一度でも観戦したことがある人ならばもう一人土俵に上がっていることに気づいた人も多いのではないでしょうか。実際に取組が行われて二人の力士以外の人は「行司」と呼ばれる人になります。

「のこったのこった」とか「はっけよいのこっと」といったような掛け声をかけている人というとイメージしやすいのではないでしょうか。実はこの「行司」という人は審判ではありませんので、勘違いはいけません。することは主に審判と同じようなことをしていますが、相撲では「行司」として覚えておきましょう。

またこの行司という人は相撲を円滑にスムーズに行うための役割を持っています。例えば対戦する力士の廻しが緩んでいたりした場合にまわしを占めなおしてくれるとか何かしら問題があればサポートしてくれます。相撲というと力士の人に目が行きがちですが、この行司に注目してみることも相撲の楽しみ方の一つです。

また行司は取組をしているアナウンスだけではなく、取組返済会議に書記を務める場合もあります。地味に思うかもしれませんが、行司という職の人も相撲を支えている一人なので、必ず行司と覚えておきましょう。

では行司は相撲の取組が行われていないときにはいったいどんな仕事をしているのか気になる人もいるのではないでしょうか。行司も力士を同じようにそれぞれ相撲部屋に所属となっていて、その部屋の事務的な仕事も請け負っています。

番付の発送や冠婚葬祭のあて名書き、後援会への連絡、部屋の人別張書といったことも行司の人の仕事となります。このように行司の人は相撲が取り組まないときにもすることが沢山あります。

注目すべきすべきことは行司にも最高位というものが用意されています。歌舞伎を知っているならわかる人もいると思いますが、この最高位の人は受け継がれていくものとなっています。

現在は36代目ほどとなっていて、行司だけを見ても相撲が結構が書く時代も行われていたことが分かります。見分け方も比較的わかりやすく菊綴と房の色が紫の人が行司の最高位の人である可能性が高いです。

また当然ですが、行司には最高位以外にも階級があって行司は階級社会となっています。最高位の下は3段というものになり、十枚目、幕下、3段目、序二段、見習いといった階級となっています。

分かると思いますが最高位が一番いい階級で見習いからコツコツ階級を上げていることとなります。行司の人にもそれぞれ個性がありますので、相撲の取組の時に行司のことにも注目してみましょう。

何回か見ていると個性もわかってくると思うし、行司の個性によって楽しみ方もまた変わってきます。相撲では、相撲を支えているのは力士という人だけではなくそれ以外にも沢山います。

今回の行司の人もそうですが、それ以外にもいろんな役割の人がいます。一通り力士の取組を楽しむことができましたが、ぜひとも地味に見られがちな行司といった裏方の仕事にも注目してみてください。